目次

主な特長
使用前の準備
GIMICをMIDIキーボードや他のMIDI音源と接続する
基本操作
演奏する
音色を作る



全体に関する機能を設定する
スタンダードMIDIファイルを再生する
MIDIインプリメンテーション
ファイルフォーマット
トラブルシューティング
変更履歴

アルペジエーター

G.I.M.I.Cにはカスタマイズ可能なアルペジエーターが内蔵されています。この機能を使用することで、外部MIDIキーボードで弾いた和音(最大8音)をさまざまなパターンで自動演奏できます。あるいは入力音程を基準とした16ステップのシーケンスパターンを自動再生する事もできます。また、パターンの再生中に、連続的なコントロールチェンジイベントを生成し、音量や音色変化などの効果を付ける事もできます。

アルペジエーターを使う

アルペジエーターをOnにする

arpeggio_select1.png

アルペジエーターを使用するには、使用したいMIDIチャンネルのチャンネルエディタ内の[Arpeggiator]をOnにします。アルペジエーターは、MIDIチャンネル毎に独立して動作しますので、Onに設定したMIDIチャンネルの演奏にだけ効果があります。

arpeggio_select2.png

アルペジオパターンは全体で32個記憶できます。パターンを選択するには、MIDIチャンネルエディタ内の[Arpeggio Select]を変更します。

アルペジエーターのテンポを変える

arpeggio_setting2.png

デフォルトの状態では、アルペジエーターは内部テンポの速度で動作します。内部テンポ変更するには、[Editor]>[Global]>[Common]>[Internal Tempo]の設定値にアクセスします。尚、ここで設定した内部テンポは、LFO速度のテンポ同期にも使用されます。

外部機器のテンポに同期させる

arpeggio_setting3.png

アルペジエーターの速度を外部機器に同期させるには、[Editor]>[Global]>[Common]>[Arp/LFO Tempo Source] の設定値を「MIDIClock」に設定します。MIDI入力が有効な外部機器からMIDIクロックを受信している間、アルペジエーターは外部機器のテンポで動作します。

アルペジエーターをMIDI入力で操作する

アルペジエーターのOn/Offや、アルペジオパターンの選択は外部のMIDI信号でコントロールできます。デフォルトの状態では、On/Offの機能はコントロールチェンジ16番に割り当てられていますが、[Editor]>[Global]>[Common]>[Arpeggio Control]の環境設定によって変更できます。

arpeggio_setting1.png

アルペジエーターをOn/Offする

アルペジオパターンを選択する

アルペジオパターンを作成する

パターンエディタの操作方法

arpeggio_editor1.png

Rate

パターンのステップ単位を設定します。

GateTime

演奏される音符の音長を設定します。GateTime=100%のとき、Rateで設定した音符と同じ長さになります。

Swing

2ステップの合計の音長のうち、最初のステップの音長の比率を設定します。Swing=60%に設定した場合、実際に演奏される音符の長さは、Rateの長さの60%,40%,60%,40%...のように繰り返されます。

Octave

アルペジオパターンのオクターブ上昇範囲を設定します。1に設定すると、入力音程の1オクターブ上まで上昇します。0にすると、入力音程だけが演奏されます。

Velocity

チェックボックスをOnに設定すると、演奏されるベロシティが設定値に固定されます。Offの場合、入力されたベロシティで演奏されます。

Pattern

92.jpg
入力キーの音程の順に進行し、最後を鳴らした後、最初の音程に戻ります。
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入力キーの音程を2つ上昇させた後、1つ下降する動作を繰り返します。
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キーを押さえた順番に演奏します。全てのキーを演奏し終わったら、最初に戻ります。
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User Patterで設定されたパターンを演奏します。

Direction

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演奏パターンを順方向に進行させます。
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演奏パターンを終端から開始させ、逆方向に進行させます。
98.jpg
順方向の演奏の後、逆方向のパターンを演奏します。
99.jpg
逆方向の演奏の後、順方向のパターンを演奏します。
101.jpg
最高音を2回演奏します。
103.jpg
最低音を2回演奏します。

User Pattern

arpeggio_editor3.png

ユーザー定義パターンRateで設定された時間を1ステップとして動作し、「Length」で指定されたステップを実行すると最初に戻ります。ステップ毎に、以下の2つの動作を行います。

コントロールエディタの操作方法

arpeggio_editor2.png

コントロールチェンジ機能を有効にすると、対処とするコントロールチェンジ番号を一つ指定して、アルペジオ動作に合わせてイベントを送出させることができます。

Enable

Onにすると、コントロールチェンジ機能が有効になります。

Depth

コントロールチェンジのかかり具合の強さを設定します。

CC#

対象とするコントロールチェンジ番号を1つ設定します。

A,H,D,S,R

コントロールチェンジイベントの時間変化波形を設定します。

Curve

Attack,Decay,Release部分のカーブを調整できます。

KeyScaling

高い音程ほど、エンベロープの速さが上がります。

VelocityScaling

入力キーのベロシティが高いほど、エンベロープの速さが上がります。


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