目次
主な特長
使用前の準備
GIMICをMIDIキーボードや他のMIDI音源と接続する
基本操作
演奏する
音色を作る
アルペジエーター
全体に関する機能を設定する
スタンダードMIDIファイルを再生する
MIDIインプリメンテーション
ファイルフォーマット
トラブルシューティング
変更履歴
Home画面では、スタンダードMIDIファイルの演奏ができます。MIDIデータで、モジュール音源を鳴らすだけでなく、MIDI-OUTや、USB-Aポートに接続された外部MIDI音源も鳴らすことができます。また、マルチポート設定されたMIDIファイルであれば、外部MIDI音源とモジュールの音源を同時に鳴らす事もできます。
フォーマット0、フォーマット1のスタンダードMIDIファイルに対応しています。演奏可能なファイルサイズに制限はありません。ただし、フォーマット1の場合、トラック数の多いデータでは、使用するSDカードの性能によっては演奏がもたつく場合があります。次に説明するマルチポート出力を使用しない場合は、フォーマット0の使用をおすすめします。
G.I.M.I.CのスタンダードMIDIファイルプレイヤーは、モジュールの音源と、MIDI-OUTコネクタ、USBMIDI-OUTはそれぞれ別のMIDIポートとして、それぞれに16チャンネルを使用できます。また、USBMIDI機器には、UX256のように複数のMIDI-OUTコネクタを持っていたり、SC-8850のように複数のポートを発音できるものがあります。それらを合わせる事で、最大16ポート、256チャンネルの出力が可能です。
フォーマット0の場合、MIDIデータは常にポートAに出力されます。フォーマット1のMIDIファイルの場合、メタ・イベントによる指定で、トラック毎の出力ポートを指定します。この機能を利用するには、0x21(ポート指定)のメタ・イベントを入力可能なMIDIシーケンサーソフトが必要になります。次のようなMIDIデータで指定します。
ccの値が0〜15のとき、イベントが置かれたトラック全体が、A〜Pポートの出力になります。
ファイラーモードでのスタンダードMIDIファイルプレーヤーに関する設定は、Settingsにて行います。「General」にページにある、以下の項目で設定します。
First Output Port on MIDI File
スタンダードMIDIファイル再生時のAポートの出力先を選択します。B以降のポートの出力先は以下のようになります。
Port | Internal | MIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
A | Internal | MIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
B | MIDI-OUT | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
C | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
D | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
E | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
F | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
G | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
H | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
I | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
J | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
K | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
L | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
M | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
N | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT |
O | USBMIDI-OUT | USBMIDI-OUT | Internal |
P | USBMIDI-OUT | Internal | MIDI-OUT |
USBMIDI Output Port Range
USBMIDI-OUT使用時に、出力を有効にするポートを選択します。