目次
GIMICをMIDIキーボードや他のMIDI音源と接続する
基本操作
演奏する
音色を作る
アルペジエーター
全体に関する機能を設定する
スタンダードMIDIファイルを再生する
MIDIインプリメンテーション
ファイルフォーマット
トラブルシューティング
変更履歴
音源モジュールとしてのG.I.M.I.Cの全機能を利用するには、作成した音色を保存しておくためのSDメモリーカード、またはSDHCメモリーカードが1枚必要です。記録メディアはFAT形式でフォーマットされている必要があります。また、専用液晶ユニット(GMC-OPT03)を利用する場合は、別のSDカードがもう一枚必要です。専用液晶ユニットは必須ではありませんが、使用しない場合、音色エディットを行うには、gimicDispソフトウェアが必要です。gimicDispを利用するには、macOSもしくはWindowsが動作する、USBポートを持ったPCが必要です。gimicDispソフトウェアは、ダウンロードページより入手してください。
事前に、組立マニュアル、操作マニュアル、スタンドアロンモードの記事を参考にG.I.M.I.C本体の操作について理解し、モジュールの取り付け、ファームウェアの更新を済ませておいてください。gimicDispソフトウェアや、USB-MIDI機能は、OSの標準ドライバで動作します。
ファームウェアダウンロードのページから、最新版のファームウェアをダウンロードし、G.I.M.I.C本体の更新を行ってください。ファームウェアは2種類あります。G.I.M.I.CをMIDI音源として使用する場合は、通常版ではなく「MIDI音源ファームウェア」をダウンロードしてください。更新手順は、wikiに記載の最新の内容に従ってください。(アップデート時にのみドライバが必要です。)
専用液晶ユニットの取り付け方法については組立マニュアルを参照してください。
MB1
MB2
未ライセンス状態では、保存に関する機能に制限があります。全機能を利用するには、別売りのハードウェアライセンスキーをマザーボードに取り付ける必要があります。平べったい面を上側にして、マザーボード裏面の図の位置のソケットに取り付けてください。Pro,Std版とLite版ではソケット位置が異なりますので注意してください。
Lite
Std/Pro
取り付けた後は一度起動し、[Settings]>[Info]>[Licence] を開いて、「Licence:」以下に、「MIDI Implementation V1」と表示される事を確認してください。図のように表示されていれば、ライセンスが有効です。
尚、初代マザーボードの場合、ソケットがありませんので、現在(2021.12.31)の所ライセンス認証を行うことが出来ません。
音色データやMIDIチャンネル設定を保存しておくために、SDカードが1枚必要です。あらかじめ、FATフォーマットで初期化を行い、マザーボード上のSDカードスロットに装着してください。未使用状態のSDカードを装着して起動すると、初回起動時にルートフォルダ内に"GMCAPPDT"という名前のフォルダが作られ、フォルダ内には音色などの一式のデータが保存されます。以降は、チャンネル設定の変更や、音色エディタで編集を行うと変更内容が自動的に保存され、毎起動時に前回使用時の状態がロードされます。
SDカード未挿入で起動した場合、音色や各種設定情報は、マザーボードおよびモジュール内蔵メモリに保存されます。この場合、Patchバンク0 はモジュールに、複合音色バンクはマザーボード上のメモリに保存されます。ただし、DSPボード以外のモジュールが装着されている場合、搭載メモリの仕様のため、Patchバンク1 を保存する事ができません。その場合、Patchバンク1は毎起動時にプリセット音色で初期化されます。
搭載RAM容量に違いがあるため、MB2 Lite(および初代マザーボード)では、Patchバンク1 が使用できません。また、使用可能な複合音色数も32個に制限されます。
SDカードに前回保存されたデータがある場合、起動時に自動的に読み込まれます。起動後に別のSDカードに差し替えると、新しいSDカードに保存されている音色データがロードされます。未使用のSDカードを挿入した場合は、起動時に初期データが書き込まれます。
SDカードが挿入されていない状態で起動すると、内蔵メモリモードで起動します。この状態では、データの保存には、本体内蔵メモリが使用されます。このモードで起動した場合、次にSDカードを挿入して起動するまでSDカードは使用できません。
データのアクセス中にSDカードの抜き差しを行った場合、データの損失等のおそれがありますので、不要な挿抜は行わないでください。特に、音色のエディット中にSDカードを抜き差しする事は避けてください。