#author("2022-11-06T21:50:39+09:00","default:gstaff","gstaff") #author("2024-08-31T18:12:42+09:00","default:gstaff","gstaff") &size(18){''目次''}; [[主な特長>MIDI機能/主な特長]]~ [[使用前の準備>MIDI機能/使用前の準備]]~ [[GIMICをMIDIキーボードや他のMIDI音源と接続する>MIDI機能/GIMICをMIDIキーボードや他のMIDI音源と接続する]]~ [[基本操作>MIDI機能/基本操作]]~ [[演奏する>MIDI機能/演奏する]]~ [[音色を作る>MIDI機能/音色を作る]]~ ---- #contents ---- [[全体に関する機能を設定する>MIDI機能/全体に関する機能を設定する]]~ [[スタンダードMIDIファイルを再生する>MIDI機能/スタンダードMIDIファイルを再生する]]~ [[MIDIインプリメンテーション>MIDI機能/MIDIインプリメンテーション]]~ [[ファイルフォーマット>MIDI機能/ファイルフォーマット]]~ [[トラブルシューティング>MIDI機能/トラブルシューティング]]~ [[変更履歴>MIDI機能/変更履歴]] *アルペジエーター [#z0b65f9f] *アルペジエーター [#jab12b23] G.I.M.I.Cにはカスタマイズ可能なアルペジエーターが内蔵されています。この機能を使用することで、外部MIDIキーボードで弾いた和音(最大8音)をさまざまなパターンで自動演奏できます。あるいは入力音程を基準とした16ステップのシーケンスパターンを自動再生する事もできます。また、パターンの再生中に、連続的なコントロールチェンジイベントを生成し、音量や音色変化などの効果を付ける事もできます。 G.I.M.I.Cにはカスタマイズ可能なアルペジエーターが内蔵されており、外部MIDIキーボードで弾いた最大8音までの和音をさまざまなパターンで自動演奏できます。入力音程を基準とした16ステップのシーケンスパターンを自動再生することもできます。また、パターンの再生中に、連続的なコントロールチェンジイベントを生成し、音量や音色変化などの効果を付けることもできます。 *アルペジエーターを使う [#i2411207] *アルペジエーターを使う [#j38e0551] **アルペジエーターをOnにする [#z26dc847] **アルペジエーターをOnにする [#e647f753] #ref(arpeggio_select1.png) アルペジエーターを使用するには、使用したいMIDIチャンネルのチャンネルエディタ内の[Arpeggiator]をOnにします。アルペジエーターは、MIDIチャンネル毎に独立して動作しますので、Onに設定したMIDIチャンネルの演奏にだけ効果があります。 #ref(arpeggio_select2.png) アルペジオパターンは全体で32個記憶できます。パターンを選択するには、MIDIチャンネルエディタ内の[Arpeggio Select]を変更します。 **アルペジエーターのテンポを変える [#md96681f] **アルペジエーターのテンポを変える [#la0e71c9] #ref(arpeggio_setting2.png) デフォルトの状態では、アルペジエーターは内部テンポの速度で動作します。内部テンポ変更するには、[Editor]>[Global]>[Common]>[Internal Tempo]の設定値にアクセスします。尚、ここで設定した内部テンポは、LFO速度のテンポ同期にも使用されます。 **外部機器のテンポに同期させる [#z881040b] **外部機器のテンポに同期させる [#v01909d3] #ref(arpeggio_setting3.png) アルペジエーターの速度を外部機器に同期させるには、[Editor]>[Global]>[Common]>[Arp/LFO Tempo Source] の設定値を「MIDIClock」に設定します。MIDI入力が有効な外部機器からMIDIクロックを受信している間、アルペジエーターは外部機器のテンポで動作します。 アルペジエーターの速度を外部機器に同期させるには、 **アルペジエーターをMIDI入力で操作する [#bf66fdcf] [Editor]>[Global]>[Common]>[Arp/LFO Tempo Source] の設定値を[MIDIClock]に設定します。MIDI入力が有効な外部機器からMIDIクロックを受信している間、アルペジエーターは外部機器のテンポで動作します。 アルペジエーターのOn/Offや、アルペジオパターンの選択は外部のMIDI信号でコントロールできます。デフォルトの状態では、On/Offの機能はコントロールチェンジ16番に割り当てられていますが、[Editor]>[Global]>[Common]>[Arpeggio Control]の環境設定によって変更できます。 **アルペジエーターをMIDI入力で操作する [#ke78ff04] #ref(arpeggio_setting1.png) ***アルペジエーターをOn/Offする [#d744bc60] アルペジエーターのOn/Offや、アルペジオパターンの選択は外部のMIDI信号でコントロールできます。デフォルトの状態では、On/Offの機能はコントロールチェンジ16番に割り当てられていますが、[Editor]>[Global]>[Common]>[Arpeggio Control]の環境設定によって変更できます。 - <例>MIDIch1でアルペジエーターをonにするとき(Arpeggio Control=CC#16) -- MIDIch=01 -- CC#16 127 ... 64未満はoff ***アルペジエーターをOn/Offする [#z4b1c2c9] ***アルペジオパターンを選択する [#sa49551e] - <例>MIDIch1でアルペジエーターをonにするとき(Arpeggio Control=CC#16) - MIDIch=01 - CC#16 127 ... 64未満はoff ***アルペジオパターンを選択する [#h750193b] - <例>MIDIch1でアルペジオ3番を使用するとき -- MIDIch=01 -- CC#99 000 ... NRPN(MSB) -- CC#98 003 ... NRPN(LSB) -- CC#6 3 ... データエントリ(MSB) - MIDIch=01 - CC#99 000 ... NRPN(MSB) - CC#98 003 ... NRPN(LSB) - CC#6 3 ... データエントリ(MSB) *アルペジオパターンを作成する [#o97f6633] *アルペジオパターンを作成する [#e1fe32b1] **パターンエディタの操作方法 [#ld4ae28a] **パターンエディタの操作方法 [#d4f945e9] #ref(arpeggio_editor1.png) ***Rate [#i928c7f2] ***Rate [#x8642ece] パターンのステップ単位を設定します。 ***GateTime [#w5a5cdf3] ***GateTime [#cf75bc80] 演奏される音符の音長を設定します。GateTime=100%のとき、Rateで設定した音符と同じ長さになります。 ***Swing [#e03b4b06] ***Swing [#va629987] 2ステップの合計の音長のうち、最初のステップの音長の比率を設定します。Swing=60%に設定した場合、実際に演奏される音符の長さは、Rateの長さの60%,40%,60%,40%...のように繰り返されます。 ***Octave [#fa94111a] ***Octave [#rc425cde] アルペジオパターンのオクターブ上昇範囲を設定します。1に設定すると、入力音程の1オクターブ上まで上昇します。0にすると、入力音程だけが演奏されます。 ***Velocity [#re7805d3] ***Velocity [#kcf46fe7] チェックボックスをOnに設定すると、演奏されるベロシティが設定値に固定されます。Offの場合、入力されたベロシティで演奏されます。 ***Pattern [#ka5d24f0] ***Pattern [#j98a9107] |#ref(92.jpg)|入力キーの音程の順に進行し、最後を鳴らした後、最初の音程に戻ります。| |#ref(93.jpg)|入力キーの音程を2つ上昇させた後、1つ下降する動作を繰り返します。| |#ref(94.jpg)|キーを押さえた順番に演奏します。全てのキーを演奏し終わったら、最初に戻ります。| |アイコン|設定内容|h |#ref(92.jpg)| 入力キーの音程の順に進行し、最後を鳴らした後、最初の音程に戻ります。 | |#ref(93.jpg)| 入力キーの音程を2つ上昇させた後、1つ下降する動作を繰り返します。 | |#ref(94.jpg)|キーを押さえた順番に演奏します。すべてのキーを演奏し終わったら、最初に戻ります。| |#ref(95.jpg)|User Patterで設定されたパターンを演奏します。| ***Direction [#tc3d5712] ***Direction [#z97e2cda] |アイコン|設定内容|h |#ref(96.jpg)|演奏パターンを順方向に進行させます。| |#ref(97.jpg)|演奏パターンを終端から開始させ、逆方向に進行させます。| |#ref(98.jpg)|順方向の演奏の後、逆方向のパターンを演奏します。| |#ref(99.jpg)|逆方向の演奏の後、順方向のパターンを演奏します。| |#ref(101.jpg)|最高音を2回演奏します。| |#ref(103.jpg)|最低音を2回演奏します。| ***User Pattern [#i173b5f2] ***User Pattern [#n6352db0] #ref(arpeggio_editor3.png) ユーザー定義パターンRateで設定された時間を1ステップとして動作し、「Length」で指定されたステップを実行すると最初に戻ります。ステップ毎に、以下の2つの動作を行います。 ユーザー定義パターンRateで設定された時間を1ステップとして動作し、[Length]で指定されたステップを実行すると最初に戻ります。ステップ毎に、次の2つの動作を行います。 - Key Shift -- 次に鳴らすキーを設定値の数だけ移動します。正数では右に移動し、負数は左に移動します。入力キーの一覧と、現在発音中のキーは、「Input」の行に表示されます。 - 次に鳴らすキーを設定値の数だけ移動します。正数では右に移動し、負数は左に移動します。入力キーの一覧と、現在発音中のキーは、[Input]の行に表示されます。 - Transpose -- そのステップで発音されるキーの音程を設定値の分だけ、上下させます。 - そのステップで発音されるキーの音程を設定値の分だけ、上下させます。 **コントロールエディタの操作方法 [#h7255c5a] **コントロールエディタの操作方法 [#r16c017b] #ref(arpeggio_editor2.png) コントロールチェンジ機能を有効にすると、対処とするコントロールチェンジ番号を一つ指定して、アルペジオ動作に合わせてイベントを送出させることができます。 コントロールチェンジ機能を有効にすると、操作対象とするコントロールチェンジ番号をひとつ指定して、アルペジオ動作に合わせてイベントを送出させることができます。 ***Enable [#of6e986c] ***Enable [#qa0c0aac] Onにすると、コントロールチェンジ機能が有効になります。 ***Depth [#m0e9a5a8] ***Depth [#f93164fb] コントロールチェンジのかかり具合の強さを設定します。 ***CC# [#vf3698d6] ***CC# [#u2de9990] 対象とするコントロールチェンジ番号を1つ設定します。 ***A,H,D,S,R [#veec6371] ***A,H,D,S,R [#h8b1cf4f] コントロールチェンジイベントの時間変化波形を設定します。 ***Curve [#m7bedbf5] ***Curve [#ye446349] Attack,Decay,Release部分のカーブを調整できます。 ***KeyScaling [#r17ea3c7] ***KeyScaling [#b68503b3] 高い音程ほど、エンベロープの速さが上がります。 ***VelocityScaling [#b3c6d682] ***VelocityScaling [#v6ab7eee] 入力キーのベロシティが高いほど、エンベロープの速さが上がります。